2023年5月10日、718スパイダーRSが発売になりました。ディーラー情報では、「このRSは発売にはならないだろう」ということでしたが、開発段階のニュースもありましたので、半信半疑でしたが、発売になりましたね。我が相棒718スパイダーとの違いは、大きな所では、RS特有のフロント部分のエアインテーク、馬力とサスペンション。細かい所では、いろいろとオプションがRS仕様のようです。718ケイマンGT4 RSとほぼ仕様は変わらず、車輌本体価格も同じです。
ディーラーのFさんに、見積もりお願いしましたが、お電話があり、「希少車なので、ご購入のお客様に条件がつきます。タイカンオーナー様限定です。そのため、タイカンのオーナー様でない場合には、タイカンとスパイダーRSを共にオーダーいただければと存じます。」と。「これは、本国Porsche AGが指定した条件であり、国内だけのことではないので、あいにく致し方ありません。」とのこと。それはそれで仕方ないですね。
なぜ「タイカン+718スパイダーRS」の組合せなのでしょう。希少車のため、「既存ポルシェ顧客だけに販売」は前提とすると、以下は自分の全くの推測です。
- Porsche AG側で、顧客一人あたりのCO2排出量上限があり、RSの排出量が加わることで、その上限を守れるのは、タイカンオーナーでなければならない。
- 販売台数が目標よりも世界的に低迷している、タイカン販売強化の一環として、RSとセット販売。
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- タイカンと718スパイダーRSを2台購入できる顧客に最初から限定。事前の市場調査で、セット販売目標は達成できると判断した。
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- 2025年の718のEV化を含め、タイカン生産台数を増やし、EV車製造コストを削減して、利益率を上げていかなければならない。
Porsche AGのHPから問合せできれば聞いてみたいですが、FAQはあっても問合せ欄がないので、きけません。それに聞いても、本当のところは回答はないかもしれませんね。
後日談ですが、ポルシェセンターのFさんによれば、「タイカンの売上による利益を、718スパイダーRSの生産コストに充てる」ということを言っていました。
よくわかりませんが、まあそういうこともあるのかなぁ、と。神奈川県で、現在20数名予約しており、中には、タイカンとRSを2台予約している人もいるそうです。タイカン欲しくなければ、納車直後に売ればいいわけですしね。
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