慣らし運転(1) – 718スパイダー(2023年製)

my Spyder in Shonan village 慣らし運転
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ディーラー

「新車の場合、慣らし運転は必須」という考えは古いのかもしれません。20-30代の頃、新車を買う場合には、走り出しの1,000kmは、2,000-3,000rpm までしか回さず、シリンダー、ピストンのバリを落として、エンジンオイルを交換する、という理解でした。Youtubeでもポルシェ専門自動車工場の人は、1,000kmと3,000kmでオイル交換すべき、と1,000kmで交換したオイルの中の細かい粒子を見せながら説明しています。これを見ると、なるほど慣らし運転は重要だと思います。鉄粉が混ざったオイルでエンジンを高回転で回しても、いいことはなさそうです。
メーカー毎に考えが異なるようで、トヨタ、マツダ、ホンダは不要、日産、スバルは必要と言っているようですね。メルセデスとポルシェも慣らし運転推奨のようです。

納車の時に、「慣らし運転はした方がいい?」と質問したら、ポルシェセンターのFさんは「最近のクルマに慣らし運転は必要ないです。普通に運転していただいて問題ありませんから。」と言います。

取扱説明書

「慣らし運転」の項目があり、「始めの3,000kmは、4,000rpmまでにしてください。なるべく長距離走行をし、冷間始動と近距離運転の繰り返しを避けてください。エンジン冷間時は低回転域で運転します。」と明記されていました。ここはポルシェセンターへの不信感が少し生まれました。Facebookの「Porsche Spyder Global」グループでも尋ねてみました。すると「慣らし運転は大事、取扱説明書に従った方がいいよ」とTettenbonからのアドバイス。

ポルシェエクスペリエンスセンター(PEC)

PEC東京のインストラクター、Kさんにも聞いてみました。Kさんはレーサーでもあり、クルマ関係の仕事にいろいろと従事されています。普段からクルマを大事に乗られて、手入れもよくされている方です。彼曰く「慣らし運転は最近は必要ない、というのは、制作精度が高まってきて、エンジン内のばりが減ってきているので、本当です。ポルシェセンターさんは、必要ない、というのはわかります。しかし、やはりクルマを大事に乗るのであれば、取扱説明書通りあるいは、1,000km走行時にオイル交換、3,000kmで再度交換しておけば、まず間違いないでしょう。その後は、たまにしっかりと走り込んでエンジンを回して、足回りにも刺激を与えてあげることが大事です。」とクルマ愛に満ちたアドバイス。慣らし運転は、必要な人には必要。そうでない人には不要、ということですね。

オイル交換

ポルシェセンターでオイル交換すると、55,000円かかります。新車なので、品質保証3年間が付いていますが、もし、他の工場で点検したり、指定オイルでないと、その保証が切れる、と言われているので、他の工場ではやりづらい。987の時の担当のSさんが、転職し、ポルシェ専門店の店長になったので、始めのサービスとして「エンジン交換無料と」というDMをもらってさらに悩みます。ポルシェセンターのFさんへ確認ですね。

始めは恐る恐るせいぜい2,000rpmくらいまでしか回せず、おとなしく走りました。まず、緩いアクセルの踏み込みの場合、PDKが2,000rpmくらいでシフトを上げていくので、PDKが「慣らし運転しましょうね」と言っているかのようです。

続きは「慣らし運転(2)」で。

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