ブレーキキャリパー
718スパイダーは標準が赤です。始めは、色数を減らして、シックな感じの外観にしたかったので、ここはオプションの「ハイグロス ブラック塗装」(\137,000)かな、と考えました。ポルシェセンターのSさんが、「赤のキャリパーは、グレードの高いクルマの印しですから、赤のままというのもありですよ」。オプションにすれば売上が上がるはずなのに、赤のままも良いと言ってくるSさんへの信頼がまた上がります。
このようにオプションを決めて行く中で、担当の方との信頼関係が上がる下がるというのはあるでしょうね。客観的な情報と顧客の感覚、考えを大切にしながら、良い方向へ導いてくれるのが、ポルシェの担当者なのでしょうか。Sさんとはそのようなやりとりになり、最終的に満足するオプションが出揃ったと思います。Sさんに感謝、ありがとうございました。
というわけで、キャリパーは結局、標準の「赤」のままにしました。ホイールセンターのポルシェ クレストはフルカラーですし、キャリパー&クレストと同じ高さにある、リア両側の固定反射板も常時赤のため、足回りの高さには「赤を差し色としてあしらったデザイン」、と自分なりに勝手に納得して、決定です。
因みにブレーキをポルシェ セラミック コンポジット ブレーキ(PCCB)にすると、キャリパーは黄色です。黄色のキャリパーを見ると、「ホォ~」と羨望の気持ちがこもった小さな溜息が出ます。でも色は赤がいい。
コンフォート機能
クルーズコントロール (JPY54,000)
搭載しました。運転モードは「しなやかな大人の走り」ですので、高速道路でもゆったりと80-100km/hを維持しながら走行車線上を走ります。殊に妻が助手席に乗る際は、なおのこと安全運転です。それにアクセルを踏み続けて、一定速度を保つのは疲れます。高速の登坂では一定速度を保たないと渋滞の原因になりますので、そこは意識して運転していますが、一定速度を保つのは案外難しい。クルーズコントロールをOnにすれば、登り下りともに、自動で一定速度に速度を上げたり下げたりしてくれますので、便利です。長距離運転、高速運転には、私には必須装備です。
電動可倒式エクステリア ミラー
これも標準ではなくオプションです。Sさんは何も言わず、さりげなくコンフィギュレーターで選択していました。付けるのは当然のようです。確かにクルマから降りたら、手で畳むのはハンドルの反対側まで回り込むのは面倒だし、ミラーに手垢がつきますね。走っていれば手垢どころではない汚れがつくのはわかっていますが、それはそれ、これはこれ、です。
シートヒーター
これまで乗っていたクルマでは経験のないオプションです。987の時はレザーシートでしたので、真冬に走るときはお尻が冷えたことを覚えています。足下はエアコンがありましたが、お尻も暖かければより快適に真冬もロードスターとして走られるな、と決定です。
他に、「ヒーター付きマルチファンクション ステアリングホイール(JPY78,000)」がありますが、987はグローブをはめて運転していましたし、手に汗をかきやすいので、これはいらないかな、と考え、選びませんでした。
後日談。シートヒーターを実際にOnにすると、すぐにお尻に暖かさを感じることができる優れモノでした。腰から下が暖かければ、十分な頭寒足熱となり、寒さを感じません。帽子、ハイネックセーター、肩を守るダウンベスト、グローブがあれば、真冬のロードスターの運転では、昼は明るく澄み切った空気を、夜は美しい星空を、快適に味わえること、間違いありません。
オートエアコン
ロードスターとしてオープンクルージングを楽しめるのは、真夏以外。真夏の日差しはさすがにキツいです。手や腕、半ズボンの場合は太ももまで、相当な紫外線照射を受けます。日焼け止めや帽子は顔へは有効ですが、襟周りは難しい。もちろんサングラスは必須。真夏は日没手前1時間くらいから楽しめるでしょうか。最近は夕方や夜でも気温が高く、エアコンなしだと暑いですね。というわけで、「2ゾーン オート クライメート コントロール (\127,000)」というオートエアコンも選択しました。国産車では、オートエアコンはもはや標準だと思いますが、ここでもポルシェは差を付けてきました。
オプションまとめ
合計で150万円近くになりました。ポルシェを新車で買うということはこういうこと、という勉強になりました。経験しないとこの感覚は味わえないものですが、このオプションが、運転中の、乗車中の快適さを提供してくれることを望みます。そして、この出費を許してくれた妻には深く感謝します。どうもありがとう。
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