718スパイダーで箱根ドライブ

ポルシェを勧めてくれたKさんからお誘いがあり、一緒にツーリングへ出かけてきました。子供達がマニュアル免許を取得したので、MT車を買おうと選んでいる数年前に、「ポルシェがいいよ。」と教えてくれたKさんです。梅雨の時期なので雨が心配でしたが、梅雨の中休みのようで連日雨ではありません。実は、もう少し前に誘われていましたが、箱根なので、オイル交換を済ませてからと思い、一度決めた日をオイル交換後の日程に延期させてもらっています。

箱根ターンパイク

朝10時に「アネスト岩田箱根ターンパイク」の料金所手前で待合せ。2人とも遅刻することなく、約束の時刻に到着です。Kさんは愛車911カレラS(997) で。天気は快晴でもなく、曇りですが、眩しい日差しがなく、ロードスターでの運転には絶好の天候。まずは、大観山まで通して走りましょう、ということで、スタート。ETC設備のない入口の料金所で、まずは730円を現金で支払いました。手払いは大昔のことで、この動作を身体が忘れています。おつりを財布に入れるのに戸惑いました。ETC設備にしたら、投資回収のために通行料が上がると思えば、このままで結構ですが。
スパイダーで初めてのワインディング、という緊張のせいか、サスペンションもPDKもノーマルモードにしたまま、走り出しました。全くスポーツモードにすることを意識していなかったというのが本当のところです。走り出しは、自分が先に走りました。911が不満に感じる走りでは、申し訳ないと、ガンガン行きました。でもPDKはノーマルのため、スムースにシフトアップ。せいぜい4,000rpmまでです。ターンパイクは急坂は少なく、しかも急カーブも少ないコースのため、多くのシフトチェンジをして回転数を上げずとも、快走できました。
途中の左側の広い駐車スペースでは、十数名ほどの人たちがいて、外国車のグリーンのバンの撮影中。自動車番組のTV撮影だったのかもしれません。水曜は撮影をしていることが多いとのこと。
平日だったためか、走り出してすぐに青のポルシェ911 GT3や赤いフェラーリとすれ違いましたが、その時だけで、その後はほとんどクルマがなく、快走です。

大館山展望台

あっという間に、大館山展望台です。これまで何度もここには立ち寄っていますが、それはロードレーサーで小田原側から箱根旧道か、湯河原側から椿ラインでヒルクライムでした。クルマを運転してたどり着いたのは初めてです。自転車で来る時は、大抵気温が下がり、霧が立ちこめており、景色は良くないですが、火照った身体に霧を気持ちよく感じていました。そしてこの日も案の定、霧。身体は火照ってないものの、緊張で汗をかいていたようで、ここでも気持ちよく感じていました。ソフトトップはもちろん開けて走ったので、日焼け防止で長袖シャツを着ていたのもちょうど良かったようですが、Kさんは半袖ポロシャツ1枚で、「寒い寒い」と。興奮した自分には快適でした。国産スポーツカー3台でツーリングで来ていたり、1台でという人たちも数グループ休憩していました。写真を撮りたかったものの、霧のため断念。

クルマ交替

ここでクルマを交替して運転です。911の運転は初めてでした。ワクワク感ばかりでした。ハンドル、アクセルともにスパイダーよりも軽く感じ、走りもより軽快。何よりもRRの特性でしょうが、後ろからお尻を押されている感覚が伝わってきます。一方で、カーブに入る際のフロント部の微かな浮き上がりを感じました。その点はミッドエンジンのスパイダーのカーブへの入り込みと出て行く感じの身体とクルマの一体感の秀逸さは素晴らしいとさらに納得。オープンでなかったためかもしれませんが、エンジン音の迫力もスパイダーの野太さはなく、よりエレガントな音でした。Kさんは、スパイダーを運転してみて、RRではオーバーステア気味になる、下りのコーナリングがよりスムーズで、曲がりやすさを感じた、と。出力もスパイダーの方が高いのでその差も感じたとのことです。アクセルを踏み込んだ時のレスポンスの差かな、とも思いました。