オイル交換 – 2023年製718スパイダー

オイル排出 慣らし運転
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ポルシェセンターで1回目のオイル交換をしました。2,469kmです。ブレーキもエンジンも慣らし運転をして、慎重に取り扱ってきましたので、この時を非常に楽しみにしていました。新たなフェーズでの運転ができることと、オイル交換自体を見てみたい、という2つの理由からです。
718スパイダーのマニュアルには、「始めの3,000kmまで4,000rpmを限度にして運転してください」と記載がありましたが、あと500kmは我慢できず、また箱根に行く予定もあるので、この時点で交換しました。

オイル交換準備

下から見たディフューザー

通常の状態

 

車体底面

カバーを外した状態

オイル交換だけなので、始めは30分くらいで終わるだろう、と思っていましたが、話を聞くと、2時間かかる、と。そんなに時間をかけるなら、相当な手間がかかるんだろう、と思い、オイル交換の全工程を見せていただきました。もともと見学したかったとはいえ、さらに興味津々です。
ジャッキアップし、エンジン下部のカバーを3つ外して、上の写真の状態です。ここまでに、まず20-30個のネジを外す作業があります。この段階でオイルパンの排出口を見ることができます。

オイルパン

オイルパンはハニカム構造のカバーで覆われている。右上が排出口ネジ。

この後は、受け皿を下に置き、排出口ネジを外せば、オイルが流れ出てきます。

オイル排出

 

まだ2,500km弱のためか、出てきたオイルは透き通って向こうが見える程度で、ひどく汚れてはいませんでした。細かい鉄粉のようなものが見られるのかとも思いましたが、あいにくそこまでは見られませんでした。新旧のオイルを比べると、

新旧オイル

左:古いオイル、右:これから入れる新品オイル

褐色の濃淡の違いはありますが、細かい粒子や酸化したオイルの色なのだと思います。メカニックの方が教えてくれましたが、交換前にオイルの量を確認したところ、すでに結構減っていた、とのこと。オイル交換あるいは補充の時期としてはちょうど良いタイミングだったとのことでした。それを期せずして、オイル交換を予約していたわけですが、今後はマルチファンクションパネルで、油量などスパイダーの状態を頻繁に確認したいと思います。教えていただき、良い勉強になりました。自分で学ぶより、専門家の教えを請うことは非常に有益です。
古いオイルを全て排出するのに、30分以上かかったと思います。納車時は、通常より少ない8L程度を入れていたとのこと、この日入れるのは9L程度。全部出しきるまでは、結構な時間がかかります。

オイルフィルター

フィルターも併せて交換します。

古いオイルフィルター

使用済オイルフィルター

新しいオイルフィルター

新品

オイルフィルター装着

薄紫がオイルフィルターキャップ

オイルフィルター装着部

フィルター装着部

フィルターはオイルパンの左側に位置しており、718スパイダー、718ケイマン GT4は縦置きとのこと。他の車種では横置きの場合もあるそうで、エンジンのアセンブリ方法で、その構造も異なるとのことでした。

注入

古いオイルを出し切ったあとは、ジャッキを下げて、リアトランクの注入口から新しいオイルを注入です。
これで終わりかと思いましたが、十分量が注入されているかを確認するために、マルチファンクションパネルで確認する必要があるらしく、しかも718スパイダーでは、このパネルでのオイル量インジケーターがすぐに適正値を示さないことがある、とのこと。しばらく時間をおいて確認する必要があるそうです。一度イグニッションをオフにして、キーを外すと、違う挙動を示すこともあり、その確認のためにも、しっかりと時間をかけていました。これで、2時間かかる意味がわかります。

その他の写真

ジャッキアップしたので、他のパーツ部分の写真を撮ってきました。

前輪右

前輪右

シャフト片側

後輪右。黒いシャフトが国産車よりも相当太い

オイル交換を見学して、718スパイダーのことをより知ることができましたし、ポルシェと国産車との違いも知ることができました。メカニックの方に感謝です。
やはり、自分のクルマがどのような構造になっている、どのように取り扱うのが適切なのかを知るのは重要ですね。これからのドライブが益々楽しみになりました。

点検記録

コーヒー

 

 

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